医療特撮部LOG

特撮好きな看護師の送る日々の記録

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勤務医の疲弊、患者にも原因

勤務医の疲弊、患者にも原因

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080227-00000001-cbn-soci

ほとんど医療叩きに走っている報道のなかで
こういう報道は珍しいですね~、なんか達観してる自分がいる(´・ω・`)



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「雨が降ったからという理由で救急車を呼ばないでほしい」「患者の暴言で仕事への誇りがズタズタにされる」――。厚生労働省の審議会で、産科・小児科・救急の医師が共通して挙げたのは勤務医の疲弊で、その原因の1つに「クレーマー患者」や「暴力患者」などの存在を挙げた。西川京子厚生労働副大臣は「医療の分野では国民の意識が育っていない。すべて受け入れる側が悪いというのではなく、一緒に医療を構築するという方向性を持たないと不毛の議論になっていく」と感想を述べた。(新井裕充)

 厚労省は2月25日、「安心と希望の医療確保ビジョン」会議を開き、産科・小児科・救急の現場で先進的な取り組みをしている医師から意見を聴いた。

 この会議は、長期的な視点に立って日本の医療の問題点を考えようと、舛添要一厚生労働大臣が中心となって1月7日に設置された。

 4回目を迎えたこの日のテーマは、医師不足が深刻な産科・小児科・救急医療などの現状把握。各分野の医師が現在の問題点や今後の課題などについて意見を述べた。

 東京都立府中病院・産婦人科部長の桑江千鶴子氏(東京医科歯科大産婦人科臨床教授)は「産婦人科臨床現場の3つの問題」として、(1)劣悪な労働環境と待遇、(2)医療事故と訴訟への恐怖、(3)医療者への暴言・暴力(モンスターペイシャント)の存在――を挙げた。

 桑江氏は「大野病院事件で産婦人科の医師が逮捕されて以来、ビクビクする状況で萎縮医療になっている」と述べ、過酷な労働環境に追い討ちをかける訴訟リスクや患者の暴力などが医師のモチベーションを下げていると指摘した。
 「優しい気持ちでなんとかしてあげたいと思っても仕事に対する誇りをズタズタにされ、若い医師は疲弊している」
 桑江氏はこのように述べ、早急に解決することが難しい大きな問題であるとした。

 続いて、愛知県岡崎市の花田こどもクリニック院長の花田直樹氏は「現在の小児医療の問題点」として、(1)不当な報酬の低さとフリーアクセスによる患者数の多さ、(2)小児科勤務医の減少、(3)乳幼児医療無料化に伴う救急外来のコンビニ化、(4)訴訟リスクとクレーマーの存在――を挙げた。


 花田氏は「コンビニ感覚で救急車が利用されるが、コンビニ診療さえ難しい状況だ。しかし、司法判断は救急外来にも最高級の医療レベルを要求している。無理して対応しても刑事事件の対象になり得ることを医師は学習している」と述べ、産婦人科の医師が逮捕された福島県立大野病院事件の影響で入局する医師が減少し、現場では「無理に救急を受け入れない」という萎縮医療が生じているとした。

 花田氏はまた、医師らに言いがかりを付ける「クレーマー患者」の存在が萎縮医療に拍車を掛けているとした。
 「過熱する医療事故の報道で、不信に満ちた攻撃的な言動が目立ち、現場のやる気をさらに萎えさせている。今までは医師の使命感でカバーしてきたが、現状では医療安全上も自分の健康上も無理がある」

■ 救急患者の増加と国民の意識
 疲弊した勤務医をさらに追い詰める「クレーマー患者」と訴訟リスク。その背景には救急患者の増加がある。
 日本医科大学付属病院・高度救命救急センター部長の山本保博氏は、救急患者が増えている一方で救急医療機関が減少していることを指摘。「救急医療の現状、課題」として、(1)救急医療施設の負担の増大(救急患者の増加など)、(2)資源の圧倒的な不足(救急医不足など)、(3)救急医の士気の低下――を挙げた。

 山本氏は救急車の出動件数(2005年)のうち搬送されていない約9%について、「救急車が到着しても現場に患者がいない」と指摘。その主な理由として、▽119番した後の辞退、▽いたずら、▽酔っぱらい――を挙げた。
 その上で、119番通報した患者を重症度や緊急度などによって分類する「トリアージ」の必要性に触れた。
 「アンダートリアージ(過小評価)をどう考えるかという問題がある。『ちょっと胸がつかえる感じがする』という患者のうち1万人に1人ぐらいは心筋梗塞の場合がある。このような患者を自宅に戻してしまった場合の問題がある。しかし、これからはトリアージをしていかなければ、“たらい回し”はどんどん増える」

 この日、舛添厚労相が欠席したため、西川京子副大臣が次のように感想を述べた。
 「安全で安心な食物にコストがかかるという意識は国民の間に育ってきたが、医療の分野では国民の意識が育っていない。今日はマスコミの方もいるようだが、すべて受け入れる側が悪いという指摘の仕方ではなく、一緒に医療を構築するという方向性を持たないと不毛の議論になっていく。今、これを厚生労働省が一番先にやっていかなければならない」

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お客様は神様、とは接客業に通じる言葉でありますが
これの意味を履き違えて振舞う人をたまに見かけます。
「俺は神様なんだからとっとと治療しろ!」という。

お客様は神様って、それはそう思わせるように客側も振舞う必要があると思います。

モンスターペアレンツにしろ、モンスターペイシェントにしろ
自分至上主義の自己中心的行動で横暴にする人が1人いるだけで
どれだけの人が迷惑を被るというのか・・・

確かに救急ということで、何か急変があった場合には不安になって
つい救急車を呼んでしまう人もいるでしょう。
それは医学的知識がないからまだ仕方ないとしても
タクシー代わりに使うというのはどうかと・・・
何度も言われてることですが、それで救急車が出払っているときに
例えば心筋梗塞で倒れた人がいたとしても救急車はすぐにそっちにいけないわけで。

もしかすると、病院への正しいかかり方を知らないんじゃないかな~、とも思います。
ただの風邪で救急外来にきたり、大学病院に行ったりしてしまうという・・・
本当なら
1.かかりつけ医に診てもらう(いない人はかかりつけ医を見つけよう!)
2.かかりつけ医で手に負えない場合、地域支援病院か特定機能病院に紹介
こういう手順で診療の段階を進めて行けば
大学病院が軽症者で混雑するようなことはなくなるはずなんです。
軽い症状ならかかりつけ医でも対処できますから。



まぁ。この記事内で触れられている通り食の安全に注意するようになってきたなら
医療の安全ということも目を向けて欲しいと思います。
医療で絶対助かる、と盲目的あるいは医療を過信してる人も多いのかもしれない。
人間には限りある命があり、医療で救える命にも限りがある。
もちろん大切な人を無くしてしまった痛みが医療者に向けられるのは
わからなくもないですが・・・それで医療訴訟が増えているために
本来必要なマンパワーが奪われてしまい医療も萎縮して
病院の救急は閉鎖、小児、産婦人科は崩壊してしまっていますからね。

にも関わらず、某メディアは
1年前とかの医療過誤のことを突然記事にしてみたり
どう頑張っても助からないようなものをあたかもミスで死んだかのように報道したり
無責任に医療不信を煽る報道がひどすぎると思う。
たらい回しと言う言葉が好きなようだけれど
たらい回しという言葉の裏で、どれだけ救急が混雑しているか理解しているのだろうか。
サボっているわけでも休んでいるわけでもない。
どこの病院も救急が手一杯になってしまっている。
にもかかわらず相次ぐ医療者の職務怠慢ともとれる報道のおかげで
医療者の使命感や誇りをペンの力でズタズタにしていくのは許しがたい。

これ以上の医療崩壊が進まぬことを祈るばかりだが・・・
この国の医療は果たしてどうなっていくことやら。
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