医療特撮部LOG

特撮好きな看護師の送る日々の記録

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子猫 と 看護 と トリアージ

子犬 by GREEEEN



ある晴れた日の午後です 僕は道の片隅で 花や草や虫や鳥と遊ぶ中で君と会った

君は僕を見つけ 頭撫でてくれました そして僕に優しい声で「うちにおいで」と言いました




今までの僕下向き歩く 冷たい風で心も寒く

これからの僕君の横歩く「友達だよ」って言ってくれました




僕らいつもどこでも一緒で 君がくれたたくさんの日々

夢のようなこんなときがいつまでも続いてくれたらいいなぁ・・・




はい。



GREEEENの初アルバムのトラック6に入ってる「子犬」の1番でした(´・ω・`)



あぁ、書けば書くほど切なくなってきた・・・






今日ね、子犬じゃなくて子猫と出会ったんですよ。



大学から車に乗って帰ろうとしたらどこからか「みゃぁ~」って聞こえてきてね、



近くに猫がいるんだろうと思ってそのままうちに帰ったんだけどまだ「みゃぁ」って聞こえる。



どこから聞こえて来るんだと思ってケータイのライトをかざして見たらね



車の下の、ちっちゃいスペースに子猫が一匹震えて鳴き続けてるの。



野良が勝手にもぐりこんだのか、親猫がここに子猫をおいてっちゃったのか



全然わからないんだけどとにかく必死に鳴き続けてるの。





ほっといたら間違いなく死んじゃうから、うちから牛乳とパンを持ってきて食べさせたの。



雨も降ってて風もあって、車の下があったかかったのかな。



触ると身体がブルブル震え続けてる。



なかなか車のしたから出てこようとしなかったけど牛乳を注いだら駆け寄ってきてなめるの。



ピチャピチャなめて、パンもあぐあぐ食べて元気もでたのかなぁ・・・



俺の周りを鳴きながらくるくる回って、手にじゃれて寝転んできて、足に擦り寄ってきて。



ほっといたら命が危険だし、可愛かったからうちで飼いたいって思ったんだよね。



だけどさ、子どもなら誰しも一度は通る道で、親が断固ダメだっていうわけで・・・





なんとかダンボールにいれたはいいけど、ずっとみゃあみゃあ鳴いてる。



お母さん猫を待っているのか、不安なのか、寒いのか、おなかが減ってるのか・・・



うちに入れようと思ったんだけど、「うちには一歩もいれるな」という非情な宣告が。



「捨てて来い」と言われて素直に聞けるわけもなく。



玄関の前で押し問答としているときに、猫のほうがダンボールから飛び出して逃げ出した。



でもすぐに捕まえてまたダンボールに戻して・・・



確かに俺は昼間は実習でいないし、うちには動物嫌いなじいちゃんしかいないけどさ・・・





なんでなんだろ。



人間はたとえどんな病気やケガをしても手厚く看護をされるのに



まだ生まれて間もなくて元気な子が猫だっつーだけで捨てられる。



動物が嫌いとかいいながら、自分だって動物の種類の一種類に過ぎないのに?



「動物は何年も生きるんだよ」



「人間なんか何十年単位で生きるじゃん、だからどーした」みたいな(´・ω・`)



こうして押し問答してみるとなんだかんだ言って結局人間のエゴが働いてんだよね。



面倒が見切れない≒面倒をみたくないわけ、で。



さすがにもう子どもじゃないから親の言うこともわかるんだよ。



わかるんだけど、どこか腑に落ちない。



どうにも納得いかない。



猫は話せないから、何を考えてるのかわからないけれど



わかるのは今ほっぽりだしたら間違いなく命に関わるってこと・・・



看護るのは人間だけじゃなくたって別にいいじゃない。



人間もさ、素晴らしい人もいるけど助ける手を差し伸べるのに疑問符がでちゃう人だっている。



なんの罪もない野良猫や野良犬が1日に何万単位で処分されてるのも知ってるけどさ



だけど何万のうちの1匹でも、助けられるのなら助けたかった・・・





なんで今、俺のとこにきちゃったんだよ。



あと1年、いや9ヶ月したら俺にも経済能力が備わって1人暮らしできて飼えるのに。



なんで今日、俺の車に乗っちゃったんだよ。



他にもいっぱい、たくさん車はあったのに・・・



なんでそんなにまだ小さいんだよ。



見放すことなんて間違ってもできないじゃないか・・・





偶然、俺の車に乗り込んだんだろうけど何か伝えたかったのかなぁ・・・



子猫を捨てにいって、帰りにふと思った。



トリアージ・・・



トリアージ、それは災害現場や事故現場などで使われる手法。



人材と医療器具を駆使して、最大多数の生命を救うために患者を診察し



赤(最も緊急) 黄色(あと回しでも生命の危険なし) 青(軽症) 黒(死亡、蘇生措置の意味なし)



の4つのタグで診察の優先順位を振り分けるというもの。



これで黒がつけられた人は、息があろうがなかろうが見捨てて他の患者をみないといけない。



たとえ生きていたとしても蘇生措置をして生存の見込みがなければその場で医療は施されないのです。



災害や事故の現場では、医療者は心を鬼にしてこれを行っています。



そうすることが一番多くの生命を助けることにつながっているから・・・





今回、猫を捨てて思った。



俺に、トリアージタッグで黒をつけられて息のある人を見捨てられるのかなって。



まだ息はある、道具がないわけでもない、だけど他に優先されるべきものがある。



だからその場では涙を呑んで切り捨てて優先されるものを活かさねばならない・・・



俺には猫を見捨てることはできなかった。



(捨てたのは母親、俺はあとでダンボールのうちを置いてきた)



今回みたいなのと似たようなことがこの先災害現場や事故現場で起きたときに



果たして俺に正確なトリアージや判断ができるのか・・・わからない。



偶然迷い込んできた子猫が俺にこんなことを考えさせてくれるとは思わなかった。



ほんのちょっとの関わりだったけど、



子猫に会えた事への喜びと



飼う事を許さない家族への怒りと



結局別れなければならない悲しみと



短かったけど子猫と一緒に遊べて楽しかったことが



すごく詰まった1時間でした(´・ω・`)





外は雨で、まだ寒いけれどなんとかたくましく生きてくれ。



できれば優しい人に拾われてくれ。



神様が見てるならせめて母親猫に合わせてあげてくれ。



そして元気に成長して、あと1年したらまた会えるといいなぁ・・・



こげ茶と白の可愛い子猫・・・絶対忘れない。



ちょっとだったけど君に出会えて俺は幸せでした。



一度も動物飼ったことなくて、飼ってる人がすごく羨ましくて・・・



今回は飼えるかなって、淡い期待を持てたけどやっぱりダメで。



でもこの子猫と一緒にいるときは雨が降ってるのも気にしないで遊べたよ。



ずっとこんな日が続いたらよかったのにね、せめてうちで一緒に暮らせたらよかったのに・・・





晴れた日の公園で 僕らはいつも遊びます 君の投げたボールを加え 君のもとへ駆け寄った

君は僕を抱いて 頭撫でてくれました とてもとても嬉しいことです 君との思い出が増えました




今までの僕下向き歩く 冷たい風で心も寒く

これからの僕君の横歩く「友達だよ」って言ってくれました



僕らいつもどこでも一緒で 君がくれたたくさんの日々

夢のようなこんなときがいつまでも続いてくれたらいいなぁ・・・




強い風が吹いて 雨が降って カミナリが鳴って 泣きたくて 会いたくて と思ったとき

既に君の胸 濡れた僕抱くその腕




あの日壊れた僕のお気に入りだった小屋を見つめ 君はすぐに新しい小屋を建ててくれて笑いました




僕らなんで分かり合えるのか わからないけど大好きだよ

明日も明後日も 僕らのこの幸せが続いてくれたらいいなぁ・・・




ある晴れた日の午後です 僕は庭の片隅で 君の作ってくれたうちで君の帰りを待ってました



子犬 by GREEEEN





この歌のように、夢のようなあんな時間がずっと続いてくれたら良かったのになぁ・・・



明日も明後日も、こんな幸せが続いてくれたらよかったのに・・・

http://ameblo.jp/crystal-hanetaro/entry-10040202432.html
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コメント

■の出動

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Dzierslawa Gunnarsson 2007-07-19 02:13:13 [コメント記入欄を表示]
■・・・。

涙がでました・・・。
私は、アトピー(8ヶ月の頃から)なので、親に聞くと昔は触ったことがあるそうなんですが、残念ながら、記憶にない・・・・・。
なので、私は生きてこの方動物に触ったことがないです・・・・・・・・。
小さいころは、触れなくっても遠くで見てるだけで十分だったのですが、やっぱり友達が触っていたりすると、触りたくって・・・・・・・・
けど、お医者さんから、

「触ったら危ないからダメ」

と言われてましたから、自分だけ触れなくって悲しかった・・・・・んですが動物は大好きです!!
治らない病気では、ないですし・・・・・。

けど、小さい頃、親に

「ワンちゃん飼いたい!!!」

と、何度も言っていたんです。
今では言いませんけどね。
親に「酷」なことを言ってしまっていたな・・・・。
と思うと、今でも気持ちがギューってなって、くるしいです・・・・・・・・。

桜子 2007-07-19 10:43:07 [コメント記入欄を表示]
■心を鬼に!

自分が黒だったら見捨ててほしいです。
もう助からないと決まった以上自分に時間を使うことは他の生き延びれそうな人に対して申し訳ないです(死に直面してもこう思ってる自信はないですが/苦笑)
でも、助からない命にかかりきりになって赤の人がどんどん黒にかわっていってしまうのはあってはならないと思います。
だから、辛い選択だとしても決断してほしいです。


>にゃんこ
せめて一晩だけでも家に居させてあげたかったですよね。
ひょっとしたら学校には親猫がいたかもしれないのに…。
子猫が無事育ってくれるのを祈るしかできないのは歯がゆいですね。

しんのすけ 2007-07-19 17:57:03 [コメント記入欄を表示]
■初めまして

いつもブログ拝見してます。
僕自身の考えは甘いのかも知れませんが。
1時間でも、子猫にとっては幸せだったと思います。
優咲さんの優しさは、子猫にも伝わってると思います。
色々と考えさせられました。
ありがとうございます。


渉 2007-07-23 22:38:47 [コメント記入欄を表示]
  1. 2007/12/04(火) 19:59:42 |
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