医療特撮部LOG

特撮好きな看護師の送る日々の記録

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武器に支配されてはいないか

前回から話題をひっぱりつつ本日の記事へ。





前の記事でまる3さんにコメントをいただいたように、これらは特撮から持ち始めた疑問点でもあります。



無論、特撮だけじゃなく文学からも芸術からも、いろんな人が平和を訴え



戦争の悲惨さや虚しさを説いているにも関わらずなぜに争いが絶えないのかと。



奇遇にもヴァリスさんも似たテーマをレポートしていたようですが



人間の個体の絶対数を減らすため、それは俺も同感ですね。



どこかで地球の意思が働いて、増えすぎないように調整がされている・・・と思うこともあります。



未だ見ぬ新しい世界を切り開くためには同種族間での争いなんて



本当にちっぽけな見栄とプライドの張り合いでしかないのですから。



ですが、多くの人にとって(もちろん俺にとっても)世界というのは



その人が知覚しえる範囲のものでしかないので、いかに大地が広大に広がっていようと



海が果てしなく続いていようと、大空が高くあろうと・・・その上には宇宙が待っていようと



それは普通に毎日を送る人にとっては、同じ世界でありながら遠い世界のものでしかないのかもしれません。



頼れるトップリーダーくんの言うように、ボタン1つで事が済んでしまうから



その事態の起きている場所に住まうものたちの痛みがわからないんでしょうね・・・



青島くんの「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きているんだ!」みたいなね。






じゃあ、そんなちっぽけなもののためになんで戦争が起きるのか・・・



古代から人間の歴史は、争いと共にあるといってもいいくらい紀元前から戦いの歴史はあります。



それどころか神話のなかでさえ神々がドハデな争いをしているので、



こうなるともともと争いと言うのは、あってしかるべきものではないか・・・とすら思いますがそれはないと信じたい。



神話の起源がどこか知りませんが、それは人の口で伝えられてきた伝説ですから



いかに神々のことを語ろうと、そこには人間の感情が入り込んでいるのではないかと。






・・・いかん、話がでかくなりすぎてる。



話を戻そう。



戦争が起きるということは、そこには少なからず相手を倒すための何かがあります。



刀剣類、弓矢、銃砲、大砲、最近では絶大な威力の爆弾や細菌兵器も。



いずれも共通しているのは、基本的に何かの破壊のために存在しているということ。



日本じゃほとんど馴染みはないですが、アメリカなどでは拳銃が身近にあるくらい



社会に浸透しているほどくらいですからまるで信じられない世界です。



日本で強盗にあってもなんとかなりそうですが、アメリカで強盗にあったらどうにもなりそうにないです。





しかし、武器であればどんなものでも相手を傷つけるということがそのもののもつ本質。



使い方次第といってもその本質は変わりようがありません。






さてここで唐突に、ウルトラマンティガ「うたかたの・・・」からシンジョウマユミの言葉を抜粋。



シンジョウ隊員と久しぶりにあった妹のマユミは、兄にこんなことを言います。



マユミ「平和?今が平和?お兄ちゃん達が戦うのを止めれば

    神様も怪獣を出すのを止めるわ、きっと」




こちらは臨戦状態にあるなかで、マユミが武装強化論を説くヤズミにいった言葉。



マユミ「平和になってから話せばいい?どうせ誰かの受け売りでしょ?

    まったく子供なんだから。
    皆が武器を捨ててみるといいわ、怪獣なんて出なくなるわ」



この話は、なぜ怪獣がいるのか、出てくるのか・・・ということに登場人物みんなが疑問を呈し



そして悩んでそれぞれの答えを探しながら戦っていくという物語なのですが



そのなかでもマユミのこの意見は、夢物語に近いほどに突飛な意見です。



怪獣という脅威の存在に対し、ヤズミは他のメンバーは武装強化論を説いたり



もう何も考えずに目の前の怪獣を倒すことだけに専念しようとしていました。



しかしメディカルセンターに勤めるマユミは非常に突拍子もないことを言います。





俺はこの話を聞いて思ったんです。



もしかして人間は武器を作っているうちに、知らず知らずのうちに武器に支配されているんじゃないかと。



仮に敵対する脅威的な何かが現れた場合、もしくは自分と相反し認め合えない存在が出現した場合



その手に武器を持っていればそれでもって相手を駆逐するかもしれません。



しかし武器を持っていなければ、相手を攻撃するという選択肢は(殴るとかいうのは別にして)なくなります。



すると相手は倒すべき相手ではなく、話し合いなり何なりで状況を打破できるパートナーに変わるのではないか・・・



武器があるから安易にそれに頼ってしまったり



もしくは武器があるから、相手を倒そうとする選択肢が生まれてしまうのではないでしょうか。



もしも仮に武器のない国同士が臨戦状態になったら武器を使っての戦争と言う選択肢はなくなるはず。



極論で行けば、喧嘩において相手も丸腰、自分も丸腰ならばおそらく素手での格闘になるでしょう。



しかし相手が銃を持っていて、自分も銃を持っていたら・・・?



ほぼ確実に銃撃戦になるかと思います。



相手を倒すために、自分を守るために、そういう理由で武器を振るうことになります。



先の怪獣の件に置き換えれば、武器があるからその存在を怪獣とみなして排撃しようとするのであって



もし武器がなければ自然界で共に生きていけるパートナーとなりえるかもしれない可能性だってあるわけです。





身近な例で話すと、例えば山から大熊が降りてきた。



村人はそれに戦々恐々になり、持っている猟銃や刃物で防衛しようとするでしょう。



しかし仮にそういうものが何もない状態だったなら・・・



きっと互いに危害を加える可能性がないよう、最大限の配慮を行うのではないかと思います。



それは餌を与えてあげるとか、山まで誘導してあげるとか、いろいろな方法があります。



人間同士のいさかいもそれと同じで、武器がなければそれ以外の手段を模索するのではないか・・・



そして武器を捨て、敵意をもたないことで無闇な争いもなくなっていくのでは、と思います。





ウルトラシリーズで超がつくほど有名な言葉に、ウルトラセブン「超兵器R1号」のダンのセリフがある。



宇宙からの侵略者に対し、地球があまりにも無防備なため



防衛軍はR1号という超兵器を作り、それでもって地球防衛の要にしようとしていた。



それは星1つを木っ端微塵にするほどの威力があるものだった。



その完成を嬉々として喜ぶウルトラ警備隊の面々。



「これがあれば侵略者なんて怖くない!」

「襲ってきてもこれがあればひとたまりもないだろう」

「それより地球に超兵器があることを知らせるのよ。宇宙人も攻めてこなくなるわ」




ダン「そんなことをしたら、宇宙人はもっと強力な兵器を作ります!」




「なぁに、そのときはもっと強力な兵器を作ればいいだけさ、ははは」



そしてウルトラセブンであるダンはつぶやくのだ。



ダン「それは・・・血を吐きながら続ける悲しいマラソンですよ」と。



結局、この兵器の実験のせいでギエロン星獣が生まれ地球へとやってくることとなる。



慎重に実験する星を選んだはずだが、なんと生物がおり爆弾のせいで凶暴化してしまうのだった・・・



これは明らかに地球人のギエロン星への侵略行為に他ならない。



いきなり地球が他の星から、攻撃されて木っ端微塵にふっとんだら地球に住まうものはどう思うことか。



そして、初めはこの超兵器はあまりにも威力が高いために報復にのみの使用の予定だった。



ところが、この話と直接の因果関係はないものの平成において作られたウルトラセブンにおける



フレンドシップ計画はとうとう完全に地球人を侵略者へとしてしまったのだ。



それは初めは特定の宇宙人への報復だったはずが、いつの間にか「いつか攻撃されるかも」というだけで



他の星に対して先制攻撃を加えてしまっているのである。



それが人類が最後に出した、地球を平和にするための方法だったのだ・・・



(この話では、最終的に地球人は宇宙の最悪の侵略者という汚名をかぶることとなりますが



それでも地球人を愛したウルトラセブンが地球を守り、宇宙の掟に定められた刑に服す・・・という衝撃的展開)



ウルトラマンガイア「宇宙怪獣大進撃」でも、根源的破滅招来体の星と断定されたがために



ワームジャンプミサイルで先制攻撃をしようとしたが、ガイアとアグルがそれを阻止した。



調査の結果、その星はただ宇宙怪獣が普通に生息しているだけの星とわかったからだ。



宇宙怪獣だからといって、その存在だけで害をなす存在だということはできない。



ガイアである我夢は、ウルトラマンの力を持つものとして人間を宇宙の破壊者への道を歩ませないために



決死の思いで変身し、このときの騒動を静めることができたため踏み越えてはいけない一線を守れた。





言うまでもないが、これはアメリカが先制攻撃を加えたイラク戦争と似た構図だ。



もともと超兵器R1号の製作背景にも、当時のアメリカとソ連の核開発競争がバックにあったことも



なんらかの因果関係を感じるほどだ。





・・・結局、そういう観点において人間は進化していないのである。



40年前に提起された問題を改善するどころか、いまだに同じ過ちを繰り返している。



六カ国協議でも、核の保有についての問題が論点になっているようだが武器は武器でしかないのだ。



武器があることを知れば、それを恐れさらに強力なものを作る・・・



そしていずれは戦いへと発展してしまいかねない。





本当に大切なのは、武器を持って相手に対することではなく



勇気をもって武装を解除し、そして平和への道を考えることではないか。



たった一度でいいから、どの国も持っている武器を捨てて武装を解除してみてくれないかなぁ・・・



武器を捨てたとき、相手は敵対すべき相手でなくて理解しあうべき相手になると思うのは甘い、のかな。


なんにしても暴力は嫌いだ。


http://ameblo.jp/crystal-hanetaro/entry-10029061064.html
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  1. 2007/03/27(火) 00:20:34|
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  4. コメント:1

ウルトラマンメビウス 最後のネタバレ解禁 | ホーム | 戦争の方法を考えてみる

コメント

■どっちが先か

「武器があるから争いが起こるのだ」
「いえ、争いがなくならぬから武器が必要なのだ」
某アニメではこんな語りがありましたが実はこの話、「卵が先か鶏が先か」の論議であってこうだとは言えないんですよね。争いが絶えない私たちに今出来ることは
「何度吹き飛ばしても花を植える」
ことかもしれないですね。(また某アニメより^^;)
特撮関係なくてすいません(°∇°;)

トーシス 2007-03-27 09:46:50 [コメント記入欄を表示]
■>武器

>トーシスさん
あああ、それまさに言おうと思って書き忘れたことですw
素晴らしいフォローに感謝感謝^^
でもそれ、どんなアニメだかわかりませんねぇ・・・ガンダム系?
確かに何度だめになっても、諦めないで種をまき続けることが大切なんですね。
やっぱ、特撮もアニメもいいですねぇ♪

優咲 2007-03-28 00:25:46 [コメント記入欄を表示]
■「特撮の力(ちから)」

ども。
読んでいて、日本発の「特撮」って、実はすごい力を持っているように思いました。原水爆から生まれたゴジラ。公害怪獣を出したスペクトルマン(クルマニクラスなんてすごいよね)。そして初代から綿々と受け継がれているウルトラマンに流れる問題提起。確かに、戦ってやっつけて、怪獣が真っ二つになったり、首が切り落とされたり、爆発したりしてますが、その物語の中に、子供心に残すシコリのようなもの。実はそれが平和への願いの種なのかもしれません。
かつて、ウルトラマン80放送時に、バカなPTAが放送を中止させる抗議をしたとか...まったくの誤解もいいとこ。
ただ残念なことに、ウルトラマンシリーズを、メディアリテラシー的に分析することも、ロールモデルとして解析することも、日本の大学の先生方は行なってきませんでした。あったとしても「特撮」が幼児の発達心理に与える影響を“負”と捉えるものばかり。
僕には、そろそろウルトラマンシリーズを作ってきた「彼らの気持ちに応えたい」という思いがわき上がってきています。
人間たちが、何の報酬もなく自らの命をかけてこの星をまもっているウルトラマンたちと肩をならべる日。ビオが心から握手をしてくれる日のために、今できることを考え、実行していきたいですね。
なんか、とても深いところで感じてしまいました。
ありがとうございます。

maruyama3 2007-03-28 01:01:19 [コメント記入欄を表示]
■>武器

>maruyama3さん
そう、日本の特撮の潜在的なエネルギーはすごいんですよ。
スペクトルマンは未見ですが、公害を扱ったものもたくさんありますし
反戦を訴えているものも実にたくさんあります。
うわっつらしか見なければ、ただの怪獣プロレスなのかもしれませんが
特撮の本懐はそこではないと断言できます。
80のときは世間の風当たりも強く、特撮自体のレベルも高いのに
残念なことも多かったですがこうして分析を踏まえてみると
実に多くのことを訴えてきている作品たちだとわかります。
仰るように、スタッフがこめてきたものに俺達も答えたいですね。
こちらこそ非常に素晴らしい意見をちょうだいすることができました、ありがとうございます^^

優咲 2007-03-29 00:19:15 [コメント記入欄を表示]
  1. 2007/12/04(火) 18:24:59 |
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