医療特撮部LOG

特撮好きな看護師の送る日々の記録

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危機を機会に、機会を実績に、実績を後世に

前々回の記事で、看護研究を2つやることになったと書いた。
んで、それに関してとてもうれしいことがあったので
記録と報告(誰に?)がてら書く。


もともとこんなことになったのは大元の研究をやっていたときだった。
データ収集を行うのに必要なことを研究対象スタッフに
やってもらうように自由参加で促した。
そこまではよかった。
やらないならやらないで、それは個人の自由だし尊重すべきことだ。

だが問題なのは、それに関してやっている途中に寝ただの
中途半端にやっただのという事象が発生していることだった。
こうなると看護研究の結果に少なからず影響がでてしまい
そのまままとめあげて、発表するのはいかがなものか。
…という状況になってしまったのだった。

研究は一度発表してしまえばそれは今後に残るものであり
今後の先行研究として残ることを考えれば
当然、看過できる事態ではなかった。

そのことを研究メンバーで話し合い、師長に報告することとなった。
しかし言葉だけではいささか伝えにくいところもあったので
簡単に文章でまとめたもの(A41枚)を出そうということになった。

これをみた先輩が「それも研究にできそうだねー」といいだし
また別の先輩が「いいじゃん、やっちゃえばw」とのっかり
またまた別の先輩が「それもやって発表しちゃいなよ」とかぶせてきて
同期が「風月堂ならやれるってーw」とトドメをさしてきたのだ。

もちろん別段そこまでやる必要性は全くない。
先輩たちもそこは冗談でいっているのは俺もわかっていた。
手を出せばもちろん自分が面倒なことになる。
そしてそれはかなりの時間を費やすことは明白だった。
しかしこれはチャンスだった。

俺は常々、自分の病棟における看護研究の在り方に問題を持っていた。
日勤が終わったあとも夜遅くまで残り
夜勤が終わったあとも夕方まで残り
休みの日だって病院にずっと残り
それで得られるものは研究の知識と、発表した実績。
別にそこで報酬が発生するわけでも昇進するわけでもない。
(一応昇進するには必要なことらしいが)

つまるところ、プライベートを大きく犠牲にして成立しているのが現状だったのだ。
俺はそこを変えたいと思っていた。
それには今回のこの報告は、このうえないチャンスだったのだ。

先輩も同期も、冗談でいったことだし俺がやるわけないと思っていた。
せいぜい半信半疑だっただろう。
俺だってのせられてそこまでやる気がでたわけではなかった。

しかし電車での移動中などの空いた時間に
iPodに自分が思っていること、問題となっている状況とその要因
その解決策を思いつつままに入力していった。
次第にそれはもはやA4の1枚におさまるレベルではなくなってきた。
「これはいける。
これなら論文っぽい体裁をとったもので報告までできる」と思い
走り書きをもとにすぐに文章を、打ち込み始めてみた。
およそ3時間ほどで一見すると、普通の論文っぽいものが完成した。

だがここまでくると欲が出てくる。
「ここまでやったんだから、もっと論文っぽくしてみよう。
ちゃんと参考文献とか探してそれを元に組み立てよう。」

さらに数時間後、自分の目の前にはほとんど論文の体をなした文章ができあがっていた。
ここまでやって得られたのはほかでもない俺の自己満足である。
だがこのチャンスを無駄にするわけにはいかない。
これを元に、師長に現状打開のプレゼンを成功させてこそ俺のゴールだ。



で、この出来上がった論文のようなものを俺をけしかけたメンバーにみてもらった。
俺は勤務だったので「意見があったら書き足して」とだけ言い残しておいた。

結果、その日はこの論文もどきの話で大盛り上がりをしてしまい
本来の研究は全く進まなかったらしい。

「本当にやったんだ…ていうか、この短時間ですごいw」
「これもう発表できるよ、これで出そうよ」
などなど言われ、それなりの完成度にした甲斐があったというものだ。

しかし一番うれしかったのは俺が今年度で退職することを知っている先輩が
「この短時間(実質2日)でここまでまとめたんだ!
良くできてる。これは才能だよ!でも3月で辞めるんでしょ?
…悔しいなぁ、これだけの力を持っているのに他の病院に渡すのは…
ねぇ、辞めるのを止めない?
もう少しここで経験積んでいけばいいじゃん。」
と、冗談めかしても結構本気で引き留めてくれたことだった。

俺は今の病院や病棟が嫌いになってやめるんじゃなくて
ほかのところでやりたい経験があるから辞めるので
こう言われるとちょっと揺らぐものがないではない。
俺がここにいる意味というか、
力を発揮できるフィールドが
今初めてこの病院で認められたような気分だったから。

もし入職したての自分に伝えられるなら伝えてやりたい。
ちゃんと見ていてくれるひとはいるから
その力を発揮できる機会が待っているから
4年後を楽しみにしていてくれ、と。



で、かくしてその論文もどきを師長に報告することとなった。
朝の忙しい時間帯ではあったが
ものすごく時間を割いて俺の話を聞いてくれた。

結果、俺の打ち上げた対策をいくつか形を変えて実行してくれるとのことだった。
またあらかじめ打診をしていたシフトを作っている先輩にも声をかけ
報告したことを報告すると、早速今月のシフトから
いじれるところはいじって研究者のやりやすいシフトにしてくれるとのことだった。

俺は今の病院を辞めることになるがタダでは辞めん。
なにかしら残していく同期や後輩たちが
少しでも長く勤められる、勤めたくなる環境を残してやりたい。
俺はまだまだ4年目で、管理職的な介入はできないのだが
一スタッフとしてやれる最大限のことを今回やったつもりだ。

あとは今やっている本来の研究を見事に成功させるだけ…!
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  1. 2011/10/08(土) 01:40:33|
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