医療特撮部LOG

特撮好きな看護師の送る日々の記録

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3次救命、初夜勤の果てに

( ゚∀゚)o彡
前回の続きだよ!よ!
ちなみにブログに書き起こしていることは若干脚色したノンフィクション!
人物、団体名その他もろもろ都合の悪いものは全部フィクションだよ!



医師「よし、行こう!」



こちらから救急車の後部をノックすると
バタンと良い勢いで救急車の後部が開かれる。

「…(なんじゃこりゃ…)」

すっごい腹水…
おなかがパンパンじゃねぇっすか…

えぇっと…たとえるならマネー・ドーパント的体型?
あれよりもっとすごかったけど…



俺「頚部動脈触知しません!末梢冷感あり、呼びかけに反応しません!」

「家族は私が案内するから、貴方は医師の介助にはいりなさい」

俺「はい!」←テンションあがって全部「!」がつく勢いで返事してる



医師「よし、ベッドにいくぞ!」
「「「せーのっ!!!」」」

「吸引しろ!」
「すぐに挿管するからな!」

注:挿管とは、人工呼吸器を装着するために必要な管をいれること
  俗に高度な気道確保、という

俺「(俺はいったいどこでなにをしたら…)」

「0時5分、リズムチェックです!」
「あ、あ…そうだった(先輩、一体いつの間に戻ってたんだ…)」

医師「だめだ、PEAだ、心臓マッサージ!」

「いい?今から2分ごとにリズムチェック。
それから4分ごとに強心剤を使うから、読み上げ間違えないようにね」

俺「はいぃぃぃ…(責任重大すぎるだろ…責任というか命が重い)」

そうこうしている間にほぼ同時進行でCV挿入、血液検査などなど進んでいく。

俺はというとその流れの速さについていけず翻弄されるばかり。
みんながクロックアップしてるのか、俺だけスカイドンなのか。



ププッププッ

俺「リズムチェックです!(今、またホットラインが鳴ったような…)」

医師「今からもう1件、CPAがくるぞ!」

俺「(どーする?!どーすんの!俺!)」

「いい?今から私はそっちのCPAの準備を整えて患者さんを見るわ。
だから今からあなただけでこの人を見なさい」



できませんとか
無理ですとか
やれませんとか
言ってる場合ではない。

やるしかねぇ。

やらなきゃ死が近づいてしまう。

落ち着け、教えてもらったんだ。
もう場は落ち着いてるんだ。
なんとかなる。
なんとかする!






しかしながらおよそ30分後。

治療のかいなく、その方は天に召されました。



さらにそのあと、新しく入られたCPAの方もお亡くなりになりました。



こういう現場なんだよな。
全員を助けられると思ってるわけじゃないし
それができると思ってるわけでもない。
でもやっぱり、切ねぇなぁ。

その瞬間に、そのひとの命はこの世界から無くなるわけで…
こんなことが毎日どこかで起きてるのかぁ、と思うと、なんかねー。

でも、それでも終わるからこそ命でもあるわけで。
有終の美ってわけでもないけれど
そういうときは最期の最期まで、良い命の終わりを迎えられるよう
こちらも全力を尽くしていきたいものです。

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  1. 2009/10/11(日) 20:31:25|
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