医療特撮部LOG

特撮好きな看護師の送る日々の記録

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だから看護はやめられない

今日はうれしいことが2つあった。
こういうのがあるから看護って楽しいんだ、ってことがあったんだー。


昨日、夜勤だったので夕方に出勤すると
いきなり先輩に呼び止められた。

「あ、優咲くんちょっと師長のところにいってー」

「え・・・なにか、俺しましたっけ…」

「いやいやwそんなことじゃないから、とにかくいってw」



「師長、なにやら自分が呼ばれたらしいのですが」

「そうそう、ちょっと待ってね…
えーと…あったあった」

「?」

「今月の頭に入院されていたAさんって覚えてる?」

「あぁ~、覚えてますよ。○○○の病気できた人ですね」

「その方がね入院中にお世話になったってことで
貴方とB先輩に贈り物をしたらしいのよー」

「贈り物?」

「なんか名前を覚えているのがあなたとBさんだけだったみたい。
それでプレゼントってことで…」

「お、贈り物ってなんですか…
というかそういう物の授受はタブーなはずじゃ?」

「そうなのよねー。
向こうもそれを知っていたらしくて先に言ったんじゃ返されちゃうから
もう貴方あてに贈り物を発送して、それから病棟に連絡がきたのよ」

「はぁ…(やるなぁ、あのひともw)」

「一応、お断りの連絡はして承諾はいただいたんだけれども
貴方からも一言連絡をお願いね?」

「その贈り物ってなんなんですか?」

「本、らしいわよ」

「本(´・ω・`)」

「なんの本かはわからないから来たら確認してみてね。
置けるようなら外来に置くし、適さなければ休憩室に置くから」

「りょ、了解しましたぁ」

まさか働きだしてからこういうことがあるとは思わなかった。
贈り物があったことが嬉しいんじゃなくって
退院してずいぶんたつのに俺の名前を覚えていてくれたこと
そして、感謝の気持ちをどうにか示そうとしてくれたことが嬉しかった。
まぁ俺の願いとしてはもう同じ事情で入院しないことが
一番うれしいことなんだけれども大丈夫だろうか…w

なにやらバーテンダーの修行もしているらしく
お礼もかねてお酒を御馳走したいと、入院中にもおっしゃっていたが
これはどうやら一杯飲みにいかねばならない予感。
それにしても本の内容ってなんだろう…

「先輩、師長のところにいってきましたー」

「お、そういうことだからよろしくね」

「とはいってもこれはいったいどうしたものか…」

「なぁーに言ってんの!
患者さんがそこまで印象深く名前を覚えてくれるのは
よっぽどよく関れたか、すっごい最悪な関りだった、どっちかよ!
ちゃんと対応しなさいね」

「ら、らじゃ」

誠意のある対応をしなくてはなぁ。
それにしてもここまでしてくれるとは…
俺のかかわりが良かった自信はないけれども
それでも入院中の患者さんの支えに少しでもなれたならよかったな。
今も修行を積んでいるのだろうか。
俺ももっともっと、修行を積まねば。



2つめ。

冬場からずっと入院していて症状が落ち着いたので
一般病棟に転床されていたかたが、本日ついに退院となった。

俺が受け持ったのはほんの数回。
なかには自分を自己嫌悪するくらいの関りのときもあった。
けれど…

「あー!Cさんじゃないですか」

「おぉ、優咲くんだったねー」

「どうしたんですか?もしかして退院ですか?」

「そうなんだよ、今日やっと退院になったんだよ」

「やった、おめでとうございまぁす!」

「ありがとう、まだまだリハビリは必要なんだけどね」

この人は、足にまで菌が感染して皮膚の移植までして
何日も何日も傷の消毒を洗浄を続けてきた人。
それはそれは長い長い戦いだった、まさしく闘病。
だけどそんなひとが今日ついに退院。
自分の足でしっかり立って歩いていることに感動した。

うちの病棟の性質上、受け持ち患者は次々に変わるし
極端に入院日数が多いひともそうそういないし
そのまま退院したり、一般病棟にいって知らないうちに退院したり
なかなか無事な姿をみることもできないんだけれども
こうしてしっかり治って挨拶にきてくれるって、ものすごくうれしい。
しかもほんの数回しか関っていないのに名前を覚えてくれていた。
入院していたときより、初めて散歩にいったときより
なによりも素敵な笑顔で退院されていった。

「こっちに挨拶にくることは誰かにいったんですか?」

「いや、いってないよ。勝手にでてきたんだ」

「それはまずいですw
ご家族がお待ちですよ。」

「そうかそうか、じゃあお元気でな。
もう病院じゃ合わないようにしようw」

「そうですね、次に会うときは町のなかで!」

「それじゃありがとう、お元気で」

杖はついていたけれど
きたときよりも足の動きは悪いけれど
だけどしっかり踏みしめて
前へと歩み出していた姿をみて、なんか安心できた。



今までと全く同じ健康じゃない。
だけど入院の前後できっといろいろ変わったはず。
同じひとなのに全然違った背中を見せて帰って行った。

こういう嬉しい感情の交錯っていいなぁ。
感謝の気持ちがでてくるっていいなぁ。
嬉しそうな笑顔がなにより素敵だなぁ。
看護っていいなぁ、幸せだなぁ。

そう思えた勤務でした。

そうしたらさぁ次の患者さんだ。
笑顔で退院していただいても
またすぐに次の苦痛をもつ患者さんがやってくるからね。
そのひとたちもできる限り笑顔にしていきたいな。
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  1. 2009/05/27(水) 00:38:07|
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